こんにちは。
J.YOSHIDA CLINICの吉田です。
当院の肌再生医療の優れた特徴の一つに、皮膚であれば基本的にどこでも治療が可能、ということが挙げられます。
中でもまぶた(特に上まぶた)は他の治療法では難しい部位ですが、細胞を移植する肌再生医療であれば難なく行えます。
上まぶたで問題となるのは、細かいしわや眉の下のくぼみでしょう。私自身のように、くぼみと同時に三重まぶたが出現する人もいます。
治療の選択肢としては、手術(二重まぶた手術もしくは脂肪注入/脂肪移植)、ヒアルロン酸注入、FGF/PRP注入、そして細胞移植による肌再生医療になるかと思います。
ご存知ない方もおられるかと思いますが、二重まぶた手術でくぼみや三重まぶたを改善することが可能です。この手術は人相が変わりますので、それがお望みの方にはうってつけです。ただし埋没法だと外れやすい(つまり元に戻りやすい)という問題があります。
脂肪注入や脂肪移植は生着率が不安定なためデコボコになりやすく、残念な結果になることも覚悟しなくてはなりません。実際、当院には脂肪注入や脂肪移植をお受けになって、その結果に落胆したり後悔しておられる方がたくさんいらっしゃっています。もちろん上手なドクターがやればうまくいく確率は上がりますが、それでもリスクはゼロにはなりません。
ヒアルロン酸注入もドクターの腕次第なのでしょうが、上まぶたの皮膚は非常に薄いため、デコボコになりやすいという問題があります。当然、吸収されてしまうので頻繁に注入しなくては維持できません。
FGF、PRP、肌再生医療はいずれも肌のハリを出すことでくぼみやしわの改善を図る治療法です。
最も注意が必要なのはFGF注入で、とにかくしこりやデコボコのリスクが少なからずあり、一旦そうなると対処のしようがないという問題があります。ヒアルロン酸なら溶かすこともできますが、FGFで生じたものはそれができません。
PRP注入については、PRP単独であれば効果もマイルドで大きな危険はないと思いますが、効果の持続期間が半年から1年程度になるようです。
しかし、PRPにFGFを混ぜた場合は(そもそも混ぜる必然性が私にはわかりませんが…)FGF単独の場合と同じリスクがあります。
結局のところ、FGFを使う治療は細胞が暴走してしまうとそれをコントロールできないため、予想外の結果になり得るわけです。
当院が行っているのは細胞のみの移植です。移植した細胞がコラーゲンなどの合成によって真皮を再生し、まぶたにハリが出ることでくぼみやしわが改善していきます。しかも、FGFに「洗脳」されていない、正常な細胞同士が連絡を取り合って作業を進めるため、しこりもデコボコもその他のリスクも一切ありません。
これまで多くの方の上まぶたに細胞移植を行ってきましたがトラブルは皆無です。この自律性を保った細胞による、安全で自然な効果というのが肌再生医療の大きな利点です。
5年前に私自身が自分の上まぶたのくぼみにこの治療を行い、くぼみと三重まぶたがいっぺんに治りました。それ以来一度も治療をしていませんが、いまだにくぼみは再発していません。
くぼみが非常にシビアな場合は手術やヒアルロン酸なども考慮する必要があるかと思いますが、程度の大小にかかわらず、まずは当院の肌再生医療を安全で後悔のない選択肢としてご検討いただくことをお勧めいたします。